テレビの音声が映像とズレる原因と、その解消法|Google TVユーザー向けガイド

なぜ音声と映像がズレるのか?

テレビで映像を表示する際には、**高画質化処理(例:アップスケーリングやモーション補間)**が自動的に行われます。これは非常に短い時間ですが、映像だけが少し遅れて処理され、音声とのタイミングが合わなくなることがあります。

また、外部スピーカーやサウンドバーを使用している場合、音声信号が別ルートで処理されるため、機器間のタイミング差が音ズレを生む原因になることもあります。

✅ まず試すべき5つの対処ステップ

1. すべての機器を再起動してみる

テレビ本体、サウンドバー、Fire TVなどの外部機器を一度すべて電源オフ → コンセントを抜いて約1分待機 → 再接続してみましょう。
一時的な処理エラーや同期ズレは、この方法で解消されることがよくあります。

2. 接続ケーブルをチェックする

HDMIケーブルや光デジタルケーブルがしっかり差し込まれているか確認しましょう。ゆるみや断線があると、映像と音声のタイミングにズレが出ることがあります。できれば高品質なHDMIケーブルに交換してみるのもおすすめです。

✅ Google TV内蔵テレビの音声同期設定を活用する

Google TVを搭載したスマートテレビの多くには、「音声遅延」や「AVシンク」などの名称で音ズレを調整する設定項目が用意されています。

【設定例(機種により異なります)】

設定 > サウンド > 高度な設定 > AV同期 or リップシンク調整

-声が映像より先に聞こえる → 数値を大きく(音声を遅らせる)

-声が遅れて聞こえる → 数値を小さく(音声を早める)

調整時にはセリフ中心のシーンやニュース番組などを使うとズレが分かりやすいです。

✅ サウンドバーやAVアンプ側でも調整可能

外部スピーカーを使っている場合は、スピーカー側にも「音声遅延調整」機能があることが多いです。
AVアンプやサウンドバーの設定メニューを確認し、リップシンク機能を使ってタイミングを微調整しましょう。

📌 注意:テレビとサウンドバーの両方で同時に調整するとズレが悪化する場合があるので、基本はどちらか片方で調整するのがベストです。

✅ 入力機器や映像モードの影響も要チェック

音ズレの原因が、実は特定の入力機器や映像設定にあるケースもあります。

-Fire TVやPS5などの出力設定

外部デバイス側の音声出力設定がズレの原因になっていることがあります。
「自動」設定になっていてうまくいかない場合は、「PCM」「ビットストリーム」などに切り替えてみてください。

-テレビの映像モード設定

「シネマモード」や「標準モード」は映像処理が多くなり、タイミングがずれやすくなります。
一方「ゲームモード」にすると映像処理が最小限になるため、音ズレが改善することがあります。

✅ それでも改善しないときは?

-ファームウェア(ソフトウェア)の更新を確認
テレビ本体・サウンドバー・Fire TVなど、それぞれの最新バージョンにアップデートすることで、音ズレのバグが解消される場合があります。

-Bluetooth接続の見直し
Bluetoothイヤホンやスピーカー使用時は遅延が起きやすいです。可能であれば有線接続やHDMI ARC接続に変更してみましょう。

-サポートに相談する
すべての設定を試しても改善しない場合は、ハードウェアに不具合がある可能性も。購入店またはメーカーサポートに相談するのが安心です。

🔚 まとめ:快適な視聴環境は「音ズレゼロ」から

音声と映像のズレは些細なようで、視聴体験を大きく損なう原因になります。
でも心配はいりません。この記事で紹介した方法を順に試していけば、ほとんどの場合は自力で改善できます。

Google TVをより快適に使いこなすためにも、「AV同期」や「音声遅延調整」は覚えておきたい必須テクニックです。
ぜひ今夜から、おうちシアターを“ぴったりの音と映像”で楽しんでください。

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